歩き遍路3巡目 通算11日目 日野谷支所前バス停~阿波福井駅
2015年5月4日(月)
朝一番のバスで、昨日の日野谷支所のバス停まで戻るため、6時過ぎにホテルを出発。新しい道と黒滝寺への登りで疲れたせいか、夜中一回も目を覚まさず熟睡できた。日野谷支所につくと、小雨が降っていたので、レインウェアを着たが、暑い。
相生のあたりで、「プッ」とクラクションの音がした。振り返ると、前日、黒滝寺の下り道で出会ったヤマトのドライバーさんだった。黒滝寺へ歩いていくお遍路は少ない、すぐに「昨日の遍路」だとわかったようだった。手を振って、笑顔で別れた。
相生には、萬福寺がある。本堂などが、2005年に国の登録有形文化財に指定されており、ぜひ立ち寄りたいと思っていた。町の人に、場所を聞くと、すぐに丁寧な答えがかえってきた。地元の大切なお寺なようだ。
高野山真言宗の寺院。ご本尊は薬師如来。思えば、私はお遍路では、本当に「薬師如来」とご縁がある。
手の入った、本当に気持ちのいいお寺で、長居したかったが、ちょうど法事をされており、白衣を着た遍路が寺内をチョロチョロいつまでもしていても、申し訳ないような気持ちに勝手になって、短いお参りとなった。
途中、またもや寄り道して、真言宗・大聖寺というお寺へお参り。そうこうしているうちに、いよいよ暑くなり、また休憩する場所もないので、フラフラとしてきた。
仕方がないので、車がビュンビュンと走るわじきのバス停で立ったまま休憩。その後、ローソンを見つけて、ようやく腹ごしらえができた。そこから、さらに車道沿いにすすむと、ようやく昨年降りたバス停・大下に到着。そこから、さらに阿比瀬にすすみ、大根峠へ向かう。
大根峠は、何回登っても「意外とキツい」と思ってしまう。
山を下ると、見覚えのない遍路小屋ができていた。多分2巡目の時はなかった気がした。
山を下ってから、毎回「寺まで意外と距離がある」と思ってしまうが、今回も同じ感想だった。でも、寺までの道は、穏やかなとても美しいところだと思う。
平等寺は、びっくりするほど人が多くごった返していたが、こちらの納経所の方は、いつも感じがいいなぁと思う。
本来なら、1巡目、2巡目でお世話になった平等寺隣の山茶花に泊まりたかったが、予約するのが遅すぎて、部屋が空いていなかった。新館にも泊まってみたかったし、何より素朴でいて、とても親切な女将に久しぶりに会いたかったが、仕方がない。阿南のビジネスホテルしか予約できなかったので、ここからさらに阿波福井駅まで歩く。
途中、月夜御水庵でお参り。年々、お堂の痛みがひどくなっているような気がする。
阿波福井駅には、5時過ぎに到着。阿南方面の列車は行ったばかりだった。結局、6時27分まで待つことに。体力が年々落ちて行っているのを感じる1日だった。
6:00 ホテル出発
6:26発 県庁前バス停~7:56着 川口 乗り換え
8:15発川口営業所~バス~8:20着日野谷支所前バス停
14:00頃阿比瀬着
14:58平等寺着
15:37平等寺発~16:18月夜御水庵着~17:03着阿波福井駅
徳島駅~川口営業所 バス往復 1450円
川口営業所~日野谷支所前 バス 160円
阿南プラザイン 5500円(素泊まり) 洗濯100円 乾燥100円
31km