歩き遍路3巡目 通算9日目 ふれあいの里さかもと~バス停大下

2014年5月5日(月)

 

 今回の区切り打ち最終日。次回の黒滝寺に向けて、少しでも195号線を那賀町方面にすすむために、朝食は食べずに、朝早く、「さかもと」を出発し、前回と同じく、今回も、棚野から登ることとした。棚野からの遍路道はほぼ完全な山道で、生名からの道より距離は短いが急な傾斜の道が続く。個人的には、楽なのは、生名からの道だと思う。

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小一時間ほどで、鶴林寺へ到着。昨日お参りした星の岩屋の納経もいただく。納経所の方と話す限り、あまり星の岩屋まで行く人はいないようだった。

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鶴林寺を出発し、太龍寺へ向かう。大井までの下り道は、本当に長いので、1巡目のときは永遠に感じた。おまけに、反対方向から自転車をかついで登ってくる自転車遍路がいて、衝撃を受けた。その印象が強いせいか、個人的には、歩き遍路より自転車遍路のほうが大変そうだと今でも思っている。 

大井からは、当時整備されたばかりだった一宿寺からのかも道を歩くことも考えたが、ネット上で歩いた人の記録があまりなかったことと、大幅に遠回りになると思って、2巡目までと同じ道を歩いた。

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鶴林寺から2時間ほどで、太龍寺へ到着した。今回は、必ず北の舎心嶽に行くと決めていた。山門のところに案内があるにもかかわらず、1巡目も2巡目も完全に見落としていた。

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南の舎心嶽にも向かう。以前は、弘法大師像の前へといけるようになっていたが、

今回(2014年当時)はロープが張られて、いけないようになっていた。

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 さて、ここから那賀方面へ向かって県道195号線を進むなら、2019年の今なら中道やいわや遍路道が圧倒的に近いのだが、2014年当時はいわや遍路道はまだ整備が終了しておらず、中道も危険として、推奨されていなかった。南の舎心嶽近くの中道・いわや遍路道方面への遍路道には、「危険なため、引き返せ」という看板が立っていた。

実際、1巡目のときに、たびたび途中で会っていた、若い歩き遍路2人が中道方面にすすんで道に迷い、けがをして、足をひきずりながら太龍寺へ戻ってきたところに遭遇した。

いろいろ考えて、結局これまでと同じく、旧坂口荘前を通る四国のみちルートを歩くことにした。2巡目までは、坂口屋も龍山荘も営業し、3巡目もまだ坂口屋が営業していたので、当時は、歩き遍路の9割がこの四国のみちルートを歩いていたと思う。

だが、今は、坂口屋の廃業もあって、いわや遍路道を歩く人が多いと聞いた。鯖大師の住職が納経所で、歩き遍路の道は3年で変わることがあると言っていたが、ここのルートはまさにそんな感じだ。

阿瀬比に出て、那賀町方面へ向かう。次回のことを考えて、もっとすすんでおくべきだったが、雨が強くなりだして、怠け心がでた。結局、大下というバス停までで、打ち切った。

 

※時間は、写真データからなので、おおよそ。

5:30頃 ふれあいの里さかもと~6:33 第20番札所鶴林寺登り口

6:33 第20番札所鶴林寺登り口~7:27 第20番札所鶴林寺

8:10 第20番札所鶴林寺~10:15 第21番札所太龍寺

不明第21番札所太龍寺~南の舎心嶽~14:00頃大下バス停(町人貴族)

24km